雨の日の図書館

日曜日の夕方、雨、利用者は私一人と、三拍子そろって、図書館貸し切り状態。
アイルランド文学集中月間と化した10月末からの本を、返しながら借りながら。
延長したい本もあって、カウンター相談したら、一部予約入りのものがあり、
な、何だってー!?>MMR
「また予約していただければ借りていただけますし、ご連絡しますよ」
親切なカウンター業務のお嬢さんに甘えて、申請用紙に書き書き。
バッティングしてたのは『イギリス・アイルランド文学』で、
イギリスの方でカブったのかもしれないが、何とも地味な本が奪い合い(笑)。

貸し切り状態だったから、予約票を勧めて下さったようなのに、
書いてる間に大入(爆)。>返却や貸出の利用者が急に続いた。
一瞬とはいえ急に忙しくなってしまわれて、書いてる自分も肩身が狭い(苦笑)。
いつでも客を呼ぶ招き猫(特技に書きたいが、自分でコントロールできないのが難)。

ちょっと落ち着いて、
「いつもこの時間ヒマなんですよ。ホントに」
と、お嬢さん。
お互い恐縮し合って手続きしていただいたが、
ごめん多分ワシのせい…。

他にも、いろいろ人力でないと解決しない用事がこちらにあったので、
ずいぶんお力添えいただいて、その間にちょっとお話したり。
そしてリック・アストリーの布教になってしまうというオチ(最近のパターン)。
しかも持参したスマホからミュートでYouTube再生してヴィジュアルも提示。
「すっごくキレイな人じゃないですか!? 帰ったら検索します、声聴きます!」>よっしゃー!!(何?)
…キレイな人。なんか新鮮だ。そーかリックアストリーってキレイだったのか(笑)。
ありがとう気付かせてくれて。

雨で来館者が少なくて、閉館まではまだ少し長くて。
そんな残りのひと時を、もし、ワクワクしてお勤めいただけたなら、
布教の甲斐もあったというもの。

人と話すこと(対話)の難しさも時折テーマに据えている、
ウィリアム・トレヴァー作品を読みまくっている今の自分にとって、
心のオアシスでござった。